平成29年度募金による平成30年度実施事業報告⑤(社会福祉法人秋田県社会福祉協議会)

【社会福祉法人秋田県社会福祉協議会】

助成事業
「福祉でまちづくり事業の推進」

事業の概要
 
地域の課題解決に向けて、住民主体の活動促進と支え合いの体制づくりを目的としたモデル事業をはじめ、その推進役となるコミュニティソーシャルワーカーの養成、県民の意識啓発を目的にしたフォーラム開催などに取り組んだ。
 また、認知症高齢者等の地域での生活を支える権利擁護支援体制の構築、社会福祉法人・施設と社協の連携による地域公益活動の普及促進、官民協働による子どもの貧困対策推進を目的にしたモデル事業を実施した。

実施の成果等
・サロンや健康・生きがいづくりの活動などを通じて住民の居場所(交流拠点)整備を推進したほか、福祉マップづくりにより住民自ら地域内の状況を把握し、共助意識の醸成を図った。
・コミュニティソーシャルワーク実践者養成研修では、基本的な技法からプランニング、地域づくりにつなげていくまでを段階的に指導し、実践力強化を図った。
・成年後見制度の利用促進に向けて県民フォーラムを開催し、地域連携ネットワークや中核機関の果たす役割の重要性などに関する認識を県民はじめ関係者間で共有した。
・地域公益活動の推進については、社会福祉施設を活用した福祉カフェが開催され、子どもから高齢者まで住民誰でも交流できる居場所と障害者の活躍の場づくり、更に学生ボランティアなど人材発掘等に社協が協働で取り組み、地域の社会資源開発につながっている。
・子どもの貧困対策推進に当たっては、由利本荘市社協において小中学生の父兄を対象に子どもの居場所や学習支援等に関する調査を行い、その結果を基にフリースペース開設に向けて官民協働による取組みが進んでいる。
 
寄付者へのありがとうメッセージ
「皆様からいただいた募金は、本県の地域福祉推進に必要な各種事業に活用させていただきました。県民誰もが安全に安心して暮らせる住民主体の『福祉でまちづくり』を目標に事業を推進していきますので、今後とも御支援、御協力をお願いいたします。」

                   

 

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