A. 大正10年(1921年)に、長崎県で、日本で初めての共同募金運動が行われましたが、惜しくも1回限りで終わりました。実施主体は、長崎県社会事業協会で、当時としては相当の好成績をあげました。
全国的な共同募金運動となった第1回目は、昭和22年(1947年)でした。運動期間は11月25日から12月25日までの1か月間でした。
ちなみに…中世ヨーロッパのある村で一人の牧師が道ばたの樫の木に「与えよ、とれよ!」と書いた箱をつるしておきました。
これを見た村人の中で、お金に余裕のある人はその箱にいくらかのお金を入れました。
一方で、生活に困っている人はその箱の中から必要なだけのお金を取り出して、感謝しながら役立てたということです。
この「与えよ、とれよ!」の精神=「たすけあいの心」が現在の赤い羽根共同募金運動に受け継がれたと言われています。